鴨南蛮
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鴨南蛮(かもなんばん、かもなんば)は、日本の麺料理。鴨肉とネギが入った熱い汁を掛けた季節蕎麦[1][2]。
- ^ a b c d 岩田義人(信州生まれ、食品会社勤務後、蕎麦屋を経営)【鴨南ばん】「季節蕎麦。代表的な種物の一つ。鴨なんばんは馬喰町橋づめの笹屋など始めなり」と、『嬉遊笑覧』に記されている。『江戸見草』で、「鴨南ばん」の値段は最も高い。」
- ^ 英語では、duck and green onion(東京都『外国人旅行者向け応対・表記事例集 飲食施設』 (PDF) )、soba noodles served with a cooked duck on top(ボブと花子の「Eat and Speak Soba」 - 日本麺類業団体連合会)などと説明的に表現される。
- ^ 蕎麦屋の店主が教える蕎麦のあれこれ「蕎麦の南蛮とは?」
- ^ “『鷹将軍と鶴の味噌汁 江戸の鳥の美食学』菅豊著 宴に野鳥料理 栄誉に浴す”. 産経ニュース (2021年9月19日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ 岩田義人(信州生まれ、食品会社勤務後、蕎麦屋を経営)【鴨南ばん】「季節蕎麦。代表的な種物の一つ。鴨なんばんは馬喰町橋づめの笹屋など始めなり」と、『嬉遊笑覧』に記されている。『江戸見草』で、「鴨南ばん」の値段は最も高い。」
- ^ 梅棹忠夫他(監修)『THE日本 日本が見える、日本が読める大事典 Visual human life』講談社, 1986年, p.453
- ^ 田村栄太郎『江戸時代町人の生活』雄山閣, 1966年, p.137
- ^ 奧山益朗(編)『味覚辞典 第1巻』東京堂出版, 1972年, p.39
- ^ 古川修『蕎麦屋酒 ああ、「江戸前」の幸せ』光文社, 2004年, p.22
- ^ 高井寿雄『蜂が飛ぶ』文芸社, 2000年, p.58
- ^ 夏目漱石『漱石全集第一巻 吾輩は猫である』漱石全集刊行會, 1918年, p.303
- ^ 新島繁『蕎麦入門』保育社, 1992年, p.115
- ^ 東海林さだお『おにぎりの丸かじり』文藝春秋, 2010年, p.63
- ^ 松石昌典・加藤綾子・石毛教子・堀剛久・石田雄祐・金子紗千・竹之中優典・宮村陽子・岩田琢磨・沖谷明紘「名古屋コーチン,ブロイラーおよび合鴨肉の食味特性の比較」『日本畜産学会報』76巻, 2005年, p.429
- ^ 古川修『蕎麦屋酒 ああ、「江戸前」の幸せ』光文社, 2004年, p.29
- ^ 鴨南ばんと鴨せいろの由来
- ^ 長寿庵のこだわり - 銀座長寿庵
- ^ 現代の創作例: 「鴨南蛮風にゅうめん」『ええ古都なら』(インターネットアーカイブ) 2015年7月17日。
- ^ 大塚武松、藤井甚太郎 共編 「寧府紀事」『川路聖謨文書 第二』 日本史籍協会、1933年4月20日、435頁。
- ^ 『おいしい東京食べ歩き メニューから、街から探せるおいしい東京』枻出版社, 2007年, p.14
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