鳴瀬沢発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 12:38 UTC 版)
旧・遠三電気が建設した発電所のうち古いものが鳴瀬沢発電所である。静岡県磐田郡山香村大字戸口(現・浜松市天竜区佐久間町戸口)を流れる天竜川支流鳴瀬沢に設けられた水力発電所で、静岡県の資料によると1917年(大正6年)7月着工ののち翌1918年(大正7年)4月10日に竣工した。 鳴瀬沢の使用水量は0.061立方メートル毎秒で、107メートルの有効落差を得て37キロワットを発電する。発電設備はペルトン水車と明治電気製三相交流発電機(周波数50ヘルツ)からなる。水量不足・水路損傷や故障頻発といった問題の発生で発電不能となった結果1939年(昭和14年)1月に廃止されており、現存しない。
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