高速道路の平面交差
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 18:46 UTC 版)
高速道路においては、日本の場合では自動車の高速走行や安全面の問題から全ての交差部を立体交差によって建設することが法律上定められている。しかし、種々の理由からやむなく平面交差とし、交差点を設ける場合がある。 美女木JCTでは、交差する東京外環自動車道と首都高速5号池袋線・埼玉大宮線を行き来する接続道路を建設する用地がなかったために、2階を通過する外環道本線と4階を通過する首都高本線の間の3階フロアに接続道路の交差点を設け、両本線間を行き来する自動車に対して信号機による交通整理を行っている。 韓国においては、建設費を抑える目的から1973年に開通した湖南高速道路(全州IC-順天IC)と南海高速道路の一部の出入り口でT字や+字形の平面交差路が設置された。さらに1975年に開通した嶺東高速道路(セマルIC-江陵出入口)、東海高速道路、1977年に開通した邱馬高速道路、1984年に開通した88オリンピック高速道路では一部あるいはほとんどの出入口で平面交差が採用された(すべて2車線道路での開通)。しかし、各高速道路が4車線に拡張される過程で殆どの平面交差路は立体交差化あるいは閉鎖され(88オリンピック高速道路の場合は車線拡張ではなく、料金徴収方法の変更による)、2015年11月11日を持って88オリンピック高速道路の南長水出入口が路線移設により閉鎖されたため、完全に廃止されている。
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