高速乗合バスとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 01:25 UTC 版)
ツアーバスと高速乗合バスは運行形態は異なるものの、バスによる都市間の移動手段という意味では共通することから競合するケースが増加した。 ただし、高速乗合バス運行とツアーバス催行の両方を行うバス事業者(弘南バスや奈良交通、アルピコ交通やイルカ交通など)や、既存の高速路線バスを廃止して同一区間を走行するツアーバスに転換する会社(サンデン交通や南部バス)もある。サンデン交通は下関 - 東京間の「ふくふく東京号」運行終了後、オリオンツアー及びハーヴェストホールディングスから下関 - 東京便の運行を受託。その後は多客期に自社運行ツアーバス「サンデンライナー」を催行した。また、南部バスはシリウス号の共同運行から撤退後、WILLER TRAVELとの提携により同線に充当していた車両を用いて八戸 - 東京便のツアーバスの運行を受託していた。 その他、地元では路線バス事業を営みながらも、自社または系列の旅行代理店が主催するツアーバスの運行を一手に担う形で、都市間輸送へ実質的に進出している中小バス事業者もある(高知駅前観光やイーグルバス、平成エンタープライズなど)。 また運行開始の手続きが簡便なことから、ツアーバス形式で需要調査を兼ねた運行を行った上で高速乗合バスに移行するケース(中央高速バス伊那・飯田線、エディ号)、路線バス運行の認可前にツアーバス形式で運行を開始する例(常磐高速バス茨城空港線)もみられる。
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