高リン血症
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高リン血症(こうりんけっしょう、英:hyperphosphatemia)は、血液中のリン酸塩濃度が高い状態による電解質障害である[1]。ほとんどの人は無症状であるが、軟部組織にカルシウムの沈着物が診られる場合がある[1]。低カルシウム血症を併発していることがよくあり、その場合筋肉が痙攣を起こす場合がある[1]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “Hyperphosphatemia”. Merck Manuals Professional Edition. 2018年10月27日閲覧。
- ^ a b Ronco, Claudio; Bellomo, Rinaldo; Kellum, John A. (2008) (英語). SPEC - Critical Care Nephrology Expert Consult (Book Program) Pincard. Elsevier Health Sciences. p. 533. ISBN 1437711111
- ^ Adams, James G. (2012) (英語). Emergency Medicine: Clinical Essentials (Expert Consult - Online and Print). Elsevier Health Sciences. p. 1416. ISBN 1455733946
- 1 高リン血症とは
- 2 高リン血症の概要
高リン血症(高無機リン血症)
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「電解質異常」の記事における「高リン血症(高無機リン血症)」の解説
高リン血症の診断基準血清無機リン>4.6 mg/dL 症状ほとんどは無症状だが原因疾患による。低カルシウム血症を併発した場合はその症状がみられる。 慢性の高リン血症では、軟部組織の石灰化などがみられることがある。 主要な原因腎からの排泄低下: 腎不全、副甲状腺機能低下症、成長ホルモン分泌亢進、悪性腫瘍 骨吸収の促進: 甲状腺機能亢進症 消化管からの吸収亢進: ビタミンD過剰、肉芽腫、リン含有薬剤 細胞内からの移行: 溶血、筋融解、化学療法 詳細は「高リン血症」を参照
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