騎士団の名を冠する民間団体(自称騎士団)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 09:52 UTC 版)
「騎士団」の記事における「騎士団の名を冠する民間団体(自称騎士団)」の解説
現代でも、中世の騎士団の精神を模した民間の団体や秘密結社などが存在する。こうした団体としては、フランスのシャンパーニュの伝統を守る業界団体であるシャンパーニュ騎士団など。ただし現代国際法では、騎士の身分を授ける主体(羅: fons honorum)は主権を有する必要があると定めており、この条件を満たす存在を主権国家、ローマ教皇、君主、そして一部の王位請求者に限っている。従って、こうした主体を戴かない騎士団は民間団体であり、国際法上の騎士号にはあたらないことに留意の必要がある。 シーランド公国では1978年のクーデター鎮圧をきっかけにシーランド騎士団を創設し、資金集めのために加入権を販売している。これはシーランド大公であるパディ・ロイ・ベーツが創設した公認騎士団であるが、シーランド公国自体が国家として承認を受けていないため国際法上の騎士号ではない。 ドイツでは反ユダヤ主義者の秘密結社にゲルマン騎士団を名乗る団体が存在した。
※この「騎士団の名を冠する民間団体(自称騎士団)」の解説は、「騎士団」の解説の一部です。
「騎士団の名を冠する民間団体(自称騎士団)」を含む「騎士団」の記事については、「騎士団」の概要を参照ください。
- 騎士団の名を冠する民間団体のページへのリンク