首都圏への進出と大型書店の展開
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「ブックファースト」の記事における「首都圏への進出と大型書店の展開」の解説
1998年(平成10年)5月6日にJR神田駅東口へ店舗面積約240坪の神田駅前店を開業したのを皮切りに東京都への進出を図り、同年6月11日には渋谷区道玄坂・文化村通りの東急百貨店本店前に店舗面積約920坪の渋谷店を開業させるなど、東京へは大型書店として進出する形となった。 この神田駅前店は開業時から東京では最も値引き率の高い5%を金券で顧客に割り戻すポイントカードを展開したため、当店周辺の競合する他の書店も同じ割引率のポイントカードを発行する5%ポイントカード戦争が展開され、近隣の書店の一部が廃業に追い込まれる状況を生み出した。 2000年(平成12年)3月17日には同じ阪急東宝グループの阪急百貨店グループが運営している神奈川県横浜市のショッピングセンターモザイクモール港北内に店舗面積約180坪のモザイクモール港北店を開業させて神奈川県への進出を図り、神田駅前店で展開されたポイントカードを問題視した神奈川県書店商業組合との間で2001年(平成13年)11月23日に協議が行われて青葉台店ではポイントカードを発行しないことを約束し、2002年(平成14年)3月1日に東急電鉄青葉台駅前の青葉台東急スクエアに店舗面積約530坪の青葉台店を開業するなどその後も大型店を中心に首都圏での店舗展開を進めた。 その後も神田駅前店ではポイントカードサービスを続けていたが、2004年(平成16年)春に取次週報に発表された『ポイントカードは再販違反』という告知を受けて同年9月30日をもってポイントの付与を中止して再販制度と矛盾する事実上の値引きを止めることになった。
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