養分から生み出される魔物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 01:16 UTC 版)
「勇者のくせになまいきだ。」の記事における「養分から生み出される魔物」の解説
養分はあらかじめダンジョン内のあらゆる土壌内に散乱している。この養分は常に一定の量しか存在していない(いわゆる「養分保存の法則」)ため、いかに養分を集められるかが勝負のカギとなっている(ただし、魔物が死んだときに周りに土がないとその魔物の持っていた養分・魔分は消滅する)。 養分を含む魔物が死んでしまうかダンジョンに進入する外敵(勇者)を退治したとき、その周囲に養分が散らばる。つまり、新たに養分を増やすためには勇者を倒せばよいのである。 ニジリゴケ類 微量の養分を含む土から生み出される、魔物の中でも最下層の魔物。土の養分を吸収し、他の土に吐き出すことを繰り返しながらダンジョン内を徘徊する。 壁にぶつからなければ進行方向を変えないため、ダンジョンをうまく掘って養分を1か所に集積できるようにすれば上位の魔物を生み出すのに非常に役立つ。 また、非常に弱い代わりに非常に作りやすく、場合によっては下手に強い単体を作るよりも強力で、一箇所に大量のニジリゴケを集めることで勇者を即死させる最強軍団と化すこともある。ニジリゴケ いわゆる「スライム」によく似た形状をしているが、植物の一種。隣接する土から養分を吸収し、吐き出すを繰り返す。壁にぶつかるまで曲がれない。 ツボミ 生命力が少なくなったニジリゴケが変態した姿。広範囲から養分を吸収することができる。 ただし、うまく養分を集められなければそのまま枯れてしまう。 ニジリバナ 養分を十分蓄えたツボミが成長したもの。ツボミよりも広範囲の土から養分を吸収する。やがて枯れてしまうが、それまでに蓄えた養分に応じて新たなニジリゴケを数匹生み出す。 「なにかもよもよしたもの」を吐き出し、外敵の動きを鈍らせつつ攻撃することができる。 ガジガジムシ類 それなりに養分を含む土から生み出される、ニジリゴケより1段階上級の魔物。食物連鎖でニジリゴケを捕食し、成長・繁殖していく。 特徴的な動きをするでもなく、ダンジョン内を気ままに動き回りながら生活している。ガジガジムシ 「アリ」のような姿をした幼虫。ニジリゴケを捕食するのだが、ニジリバナを捕食することはできない。 サナギ ガジガジムシが変態した姿。ガジガジムシが一定の養分を蓄えたとき、狭い通路内で変態する。 ガジフライになるまで動くことも攻撃することもできない。 ガジフライ ガジガジムシの成虫。幼虫のころよりも攻撃力などが上がっている。 養分を蓄えることで、新たにガジガジムシを生み出すことができる。 トカゲおとこ類 たっぷりと養分を含む土から生み出される、ガジガジムシより1段階上級の魔物。食物連鎖でガジガジムシを捕食し、成長・繁殖していく。 ダンジョン内の広めの部屋で巣を作り、生活している。トカゲおとこ 攻撃力が高く、勇者の天敵となる存在。ガジガジムシを主食としているのだが、必要以上に食べたりはしない。 足は遅いのだが、ひとたび獲物(勇者)を見つけると素早く近づき襲い掛かる。 おとこの卵 養分を蓄えたトカゲおとこが、巣に産み落とす卵。一定時間で孵化し、新たなトカゲおとこが生まれる。 他のトカゲおとこが作った巣でも卵を産む。孵化する前に勇者に割られないよう注意したい。
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