類例など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/21 17:17 UTC 版)
これは古くから知られる子供の玩具であるが、ほぼすべて手作りであり、商品として発売されたことはないと思われる。作るのは、竹を輪切りにする、それも長い棒状のものを作るだけなので、ごく簡単である。紙玉である関係上、あまり太いものは作れない。ほぼ同様な形の水鉄砲も手作りされた。空気の圧力などを体験出来る玩具として、教育の場面で使われる例もある。 山里では同様の構造で、スギの雄花を玉として使った例がある。杉玉鉄砲(すぎだまでっぽう)あるいは杉鉄砲(すぎでっぽう)と言い、やはり竹で作る。スギの雄花は開花前は滑らかな楕円形で、鱗片は互いにしっかり密着しているので、これを玉にすることができる。ただし小さいから、鉄砲本体も長さ10cm、太さ1cm足らずである。飛び出すときには小さいながらもよい音がする。なお、開花後は鱗片の間が開いてしまうので使えなくなる。冬季限定の玩具である。 なお、同じように空気圧で玉を打ち出す玩具としては、コルク栓の玉を打ち出す玩具があり、こちらはさまざまな商品がある。
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