領収書の収集趣味と返礼品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 16:43 UTC 版)
切符、切手、駅弁の包み紙など印刷された紙片を集める収集家のうち、1円(または1通貨単位)以上の商品を買い物をすれば必ず入手できる領収書に着目し、ありとあらゆる領収書を集める収集家も現れた。この場合、領収書を略して「書」と呼ぶことがある。日本の"領収書"の場合、コクヨやヒサゴなど文具メーカー製の既製品はあまり好まれない。発行者オリジナルのものが好まれ、例えば不二家ではマスコットキャラクターであるペコちゃんの絵が入っているかないかで価値が大きく異なるという。また、日本でレシートスタイルの領収書の収集家もいる。店の名前やロゴマークが印刷される物が多くを占めるため価値がある。特に旅行等で地元に進出していないチェーン店はもちろん、その土地にしかないローカルな店の物を実際に買い収集する人も少なくない。 一方、ふるさと納税であらためて注目を浴びたのが返礼品である。クラウドファンディングでも返礼品がある。こうした金銭の受け取りによる、受領側からの「お返し」は、文化人類学的には「意味のある領収書」「売買ではない受け取り」「独自の収集の価値のあるもの」等であると解釈できよう。
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