頒暦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 時間 > > 頒暦の意味・解説 

はん‐れき【頒暦】

読み方:はんれき

暦を広く配ること。また、その暦。


頒暦

読み方:ハンレキ(hanreki)

陰陽寮作った暦を内外諸司頒布すること。


頒暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 01:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

頒暦(はんれき)とは、天子が臣下にを頒布すること、またその暦。

概説

日本の律令制では、陰陽寮暦博士具注暦を作成し、御暦奏の儀式を経て公卿官司などに頒布した。ただし、具注暦の総数は『延喜式』では166巻、『西宮記』では120巻と規定されており、その総数は少なく更に律令制の衰微に伴う料紙不足もあり、平安時代後期には頒暦は形骸化していった。そこで貴族層は暦博士に私的に発注し、供給を受けるようになった。中世に入ると、頒暦は完全に名ばかりとなり、神社や民間業者が暦師として独自に仮名暦摺暦を作成して販売するようになった。室町時代には暦博士幸徳井家が退去していた奈良に同家を本所とする摺暦座と呼ばれるが成立している。後には京都にも同様の座が成立した。江戸時代に入ると、幸徳井家と土御門家が対立し、勝利した土御門家が全国の暦師を支配して頒暦の許可権を独占した。しかし江戸時代には江戸幕府天文方によって歴算、頒暦の権限が簒奪された。

関連項目

外部リンク




頒暦と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「頒暦」の関連用語

頒暦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



頒暦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの頒暦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS