韓国における根深い差別問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 14:14 UTC 版)
「朝鮮族」の記事における「韓国における根深い差別問題」の解説
韓国には朝鮮族全体を「韓国人に混じって、いつ中国政府が追求する国家的プロパガンダに同調するか分からないエージェント」とみなす風潮がある。『ハンギョレ』は中国びいきの韓国人に朝鮮族疑惑が湧くことに「韓国社会の根深い人種差別が反映された結果」と報道している。中国と大韓民国(韓国)の国交樹立以来、韓国人との接触が増え、韓国に出稼ぎに行く朝鮮族も多い。韓国では、中国の朝鮮族に好意的な者は在中同胞(재중동포)と呼び、彼らは在韓中国朝鮮族は中国同胞(중국동포)や中国僑胞(중국교포)と呼ぶ。韓国に留学する朝鮮族も多く、2か国語を話せることを武器にしている。少子化晩婚化や流入する漢民族との同化などにより、21世紀に入ってから2010年までに延辺では7割超も朝鮮族の教育機関と生徒は激減している。韓国など積極的な外国への移住により、朝鮮族は約180万人の人口のうち100万人も海外に流出している。ただし、韓国で出稼ぎしてから中国の自治区に帰る者も少なくない。これは朝鮮族への韓国人の差別が根深く過酷なために、韓国は金銭だけ稼ぐ場所と認識されており、自治区の方が住みやすいと広く理解されているからである。
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