電気的中性な二元金属カルボニルとは? わかりやすく解説

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電気的中性な二元金属カルボニル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 09:37 UTC 版)

金属カルボニル」の記事における「電気的中性な二元金属カルボニル」の解説

4個の価電子をもつ第4族元素金属カルボニルは珍しいが、Ti(CO)7 の置換誘導体知られている。 5個の価電子をもつ第5族元素金属カルボニルは V(CO)6 がよく知られているが、V2(CO)12 のような M-M 結合をもつ種の形成は、立体化学的な影響によって妨げられるため知られていない。 6個の価電子をもつ第6族元素金属カルボニルには Cr(CO)6、Mo(CO)6、W(CO)6 (6 + 2x6 = 18 電子) などがある。ヘキサカルボニルシーボーギウム(Sg(CO)6)は2014年初め合成成功し、他の第6族元素カルボニル錯体似た性質であることが判明した。 7個の価電子をもつ第7族元素金属カルボニルには二量体である Mn2(CO)10Tc2(CO)10Re2(CO)10 (7 + 1 + 2x5 = 18 電子) などがある。 8個の価電子をもつ第8族元素金属カルボニルには Fe(CO)5、Ru(CO)5、Os(CO)5 (8 + 2x5 = 18 電子) などがある。後ろ2つは不安定で、Ru3(CO)12、Os3(CO)12与えるために脱カルボニル化する傾向がある。の他の主要な金属カルボニルには Fe3(CO)12Fe2(CO)9 がある。 9個の価電子をもつ第9族元素金属カルボニル二量体 M2(CO)8 をつくる。実際コバルトオクタカルボニル唯一安定単量体である。しかし四量体はよく知られている:Co4(CO)12、Rh4(CO)12、Rh6(CO)16、Ir4(CO)12 (9 + 3 + 2x3 = 18 電子) 大部分18電子金属カルボニル違いCo2(CO)8 は酸素敏感である。 10個の価電子をもつ第10族元素金属カルボニルには Ni(CO)4 (10 + 2x4 = 18 電子) がある。奇妙なことに Pd(CO)4 と Pt(CO)4 は安定ではない。

※この「電気的中性な二元金属カルボニル」の解説は、「金属カルボニル」の解説の一部です。
「電気的中性な二元金属カルボニル」を含む「金属カルボニル」の記事については、「金属カルボニル」の概要を参照ください。

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