電気パン焼き器の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 23:29 UTC 版)
電気パンを作るための電気パン焼き器は単純な構造で出来ていて、戦後の手作りのものも、理科などの実験に用いられるものも基本構造は同じである。木材などで枠状の開いた箱を作り、その側板内側の対面する二つの面に金属の板を貼る。金属の板にそれぞれ電極をつなげる。電極がむき出しになっているため感電の危険が高く、自作する場合の注意や、そもそも自作しないように警告されている場合もある。 阿久津正蔵著 『パンの上手な作り方と食べ方』では、断面が台形になっている。これは得られる電圧が低い場合は電極板間距離を狭くできるよう、台形の短辺側を下にできるというものである。また、仕切りの役目をする中板を付属し、パンの大きさを調節できるようになっている。 構造上は蓋は必要がない一方で、東京都千代田区九段下の昭和館に2011年9月現在展示されている手作りの電気パン焼き器には蓋が付属している。これは熱効率を上げるもので、上面の焼け具合にも影響する。 教育現場での手作り作業の場合、牛乳パックが使用される場合がある。 また最もシンプルな形としてはパン種を電極板で挟んだだけのものもある。
※この「電気パン焼き器の構造」の解説は、「電気パン」の解説の一部です。
「電気パン焼き器の構造」を含む「電気パン」の記事については、「電気パン」の概要を参照ください。
- 電気パン焼き器の構造のページへのリンク