電子式テレビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 20:53 UTC 版)
「フィロ・ファーンズワース」の記事における「電子式テレビ」の解説
ファーンズワースはイメージディセクタと呼ばれるテレビカメラの原理を14歳で考案し、最初の機能する試作機を21歳のときに完成させた。農場の息子であった彼がブラウン管を走査線で走査するという発想を得たのは、畑を耕す際の畝の作り方を見てのことだった。1935年、RCAとの特許訴訟で、彼の高校時代の化学教師 Justin Tolman はファーンズワースが14歳のときに黒板に描いた図を再現した。ファーンズワースはその訴訟に勝ち、特許使用料を貰ったが、裕福にはならなかった。撮像管はファーンズワースとツヴォルキンの業績の組合せで開発された機構が、20世紀後半まで全てのテレビカメラの基本となっていた(CCDイメージセンサなどの代替技術が開発されるまで)。 ファーンズワースはイメージディセクタが捉えた映像の信号を受信してブラウン管に表示する機器イメージオシライト(Image Oscillite)を開発した。
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