隠し方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:16 UTC 版)
主に2種類の隠し方がある。最終曲の後ろに収録する方法と、1曲目の前に収録する方法である。 最終曲の後ろに収録する方法には、最終曲の後ろに新たなトラックを作る方法と、数十秒~数分の無音部分を入れその後に収録する方法がある(前述「Sgt. Pepper Inner Groove」など)。前者の場合無音トラックを数トラック挟むこともある。稀に、最終曲ではない曲の後ろに数十秒~数分の無音部分を入れその後に収録した作品もある(前述「Can You Take Me Back」など)。 1曲目以前に曲を収録するにはギャップを用いる。ギャップは「曲間」とも言い、次の曲が続けて再生されない様、数秒の「空き」を情報としてCDに書き込んだものである。よって、前の曲とのつながりが問題にならない1曲目に関しては、通常はギャップを入れる必要がないため、普通に再生しただけではCDプレーヤーが読み取る事をせず、曲が「隠せる」のである。また、この収録方法に関しては、ボーナストラックに対して「マイナストラック」と呼ばれることもある。 ギャップを用いて1曲目以前に曲を隠した場合、その曲は頭出しができず、1曲目を再生直後に「巻戻し」ボタンを押すと再生できる。しかし、一部のCDプレーヤーでは1曲目の先頭より前には巻き戻す事ができないため、その様な機種では再生できない。また、ギャップを利用した隠し曲は、Windows Media PlayerやiTunesなどの一般的な音楽ソフトウェアではパソコンに取り込む事ができない。但し、Exact Audio Copyなど一部のソフトウェアを用いればWAVファイルとして取り込む事もできる。Exact Audio Copyは隠しトラックの書き込みにも対応している。
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