陸軍の自動車保護政策案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 00:25 UTC 版)
「東京乗合自動車」の記事における「陸軍の自動車保護政策案」の解説
1917年(大正6年)、8月に陸軍は自動車産業の保護法案を議会に提案する意向を示した。陸軍省軍務局砲兵課長であった鈴木孝雄は、東京朝日新聞の取材に対して、第一次世界大戦で自動車輸送が効果を発揮し、またヨーロッパの交戦国が戦争前から民間自動車の保護奨励を行っていたことに着目し、日本でも同様の自動車保護奨励が必要であると説いた。 1918年(大正7年)の帝国議会で、軍用自動車補助法が審議され、3月2日に、貴族院で可決された。これにより、貨物自動車の1トン以上1トン半未満には4,500円、1トン半以上には5,300円の補助金が交付されることになった。当時、輸入されていた該当車輌は約5,000円から5,800円程度で販売されていた。
※この「陸軍の自動車保護政策案」の解説は、「東京乗合自動車」の解説の一部です。
「陸軍の自動車保護政策案」を含む「東京乗合自動車」の記事については、「東京乗合自動車」の概要を参照ください。
- 陸軍の自動車保護政策案のページへのリンク