陣馬山とは? わかりやすく解説

じんば‐さん〔ヂンバ‐〕【陣馬山】

読み方:じんばさん

東京都八王子市神奈川県相模原市の境にある山。標高855メートル高尾山からの登山コースになっており登山者でにぎわう。昔、北条氏武田氏古戦場で陣を構えた場所だったことから、陣場山とも書く。また、山頂平坦なため、陣馬高原ともよばれる


陣馬山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 07:53 UTC 版)

陣馬山
八王子市から望む陣馬山(2011年2月撮影)
標高 854.8 m
所在地 日本
東京都八王子市
神奈川県相模原市緑区
位置 北緯35度39分08秒 東経139度10分00秒 / 北緯35.65222度 東経139.16667度 / 35.65222; 139.16667座標: 北緯35度39分08秒 東経139度10分00秒 / 北緯35.65222度 東経139.16667度 / 35.65222; 139.16667
山系 奥多摩
陣馬山の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mのである。従来[いつ?]陣場山の字が使われた。

概要

関東山地秩父山地)の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれる。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景多摩百山かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路の名所の山としても知られる。 日本経済新聞YAMAPを使用して集計した「2023年に登頂回数が多かった山」ランキングでは、全国10位を記録する登山者に人気の高い山である[1]

名前の由来は、北条氏滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。

1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。

山頂にトイレはあるが水場は無い。売店は信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋がある。売店の営業時間は9時頃 - 夕方で、平日の営業縮小・定休日・冬期休業などがある。

アクセス

  • JR中央本線京王電鉄京王高尾線高尾駅北口より西東京バス「[霊園32] 陣馬高原下」行で終点「陣馬高原下」下車(37分)、登り1時間20分・下り1時間[2]。混雑時は「夕焼小焼」まで止まらない急行バスが増発される。
  • JR中央本線藤野駅より津久井神奈交バス「[野08] 和田」行で
    • 「陣馬登山口」下車(5分)、一ノ尾根、登り1時間40分・下り1時間20分[2]
    • 「陣馬登山口」下車(5分)、栃谷尾根、登り1時間40分・下り1時間10分[2]
    • 終点「和田」下車(14分)、和田尾根、登り1時間30分・下り55分[2]
  • 和田峠より登り30分・下り20分[2]
  • 京王高尾線高尾山口駅より高尾山景信山経由で行き5時間40分・帰り5時間5分[2](6号路もしくは稲荷山コース経由の場合)。

陣馬高原下もしくは陣馬登山口(一ノ尾根)から登る人が多い。陣馬高原下バス停の方がバスの本数が多く、陣馬登山口(一ノ尾根)の方が勾配が緩い。

2006年11月までの春・秋の日曜・祝日には、京王電鉄京王線京王八王子駅・JR中央本線八王子駅北口より西東京バスの「夕やけ小やけ号」が陣馬高原下まで運行していた。

画像

陣馬山山頂から南側 - 西側の眺望
陣馬山山頂から西側 - 東側の眺望

隣接する山

  • 醍醐丸(867 m) - 八王子市の最高地点である。
  • 景信山(727.1 m) - 茶店の裏手に迂回路がある

周辺の山など

関連項目

参照

  1. ^ 低山人気を「宝の山」に『日本経済新聞』2024年(令和6年)2月10日土曜版1面
  2. ^ a b c d e f 山と高原地図 27.高尾・陣馬 2013
  3. ^ 藤野15名山” (pdf). 相模原市観光協会 (2018年1月8日). 2023年6月17日閲覧。

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「陣馬山」の関連用語

陣馬山のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



陣馬山のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの陣馬山 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS