防食性その他の特性とは? わかりやすく解説

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防食性・その他の特性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 06:08 UTC 版)

ガルバリウム」の記事における「防食性・その他の特性」の解説

亜鉛めっき鋼板は、めっき層に含まれる亜鉛 (Zn) が (Fe) よりもイオン化傾向大きいため、水中などの腐食環境下においてFeよりも先にZn溶け出すことで、原板であるFe腐食防止している(犠牲防食)。 ガルバリウム鋼板は、めっき金属として純亜鉛ではなくアルミニウム (Al) 55%+亜鉛43.4%+珪素 (Si) 1.6%の合金用いている(パーセンテージ質量比)。Alはめっき層表面強固な不動態皮膜形成して、めっき層を保護するZn含有量低下することで犠牲防食性能劣化するものの、Al不動態皮膜Zn腐食部の腐食生成物がめっき層の腐食進行抑制するため、全体として高い防食性を発揮する合金比率は、Zn犠牲防食性能Al不動態保護性能バランス決められた。開発メーカーであるベスレヘム・スチール社の実験によると、めっき皮膜寿命は、塩害地域で約15年工業都市田園地帯で約25年以上との結果出ている(メーカー保証とは異なる)。 表面はめっき合金結晶粒による模様スパングル)が視認できる大きさ発達しており、独特の光沢有している。こうした効果で、ガルバリウム鋼板は熱反射性能が70-75%と、通常の亜鉛めっき鋼板の30-40%程度比べて高くなっている。また、アルミニウム主体合金なので、合金融点が約570と、亜鉛融点が約420亜鉛めっき鋼板よりも高い。なお、母材高温溶融めっきに浸すため、母材機械的性質はめっき前とは異なる。

※この「防食性・その他の特性」の解説は、「ガルバリウム」の解説の一部です。
「防食性・その他の特性」を含む「ガルバリウム」の記事については、「ガルバリウム」の概要を参照ください。

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