かんせつ‐ゆうりたい〔クワンセツイウリタイ〕【関節遊離体】
読み方:かんせつゆうりたい
関節遊離体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/22 08:47 UTC 版)
関節遊離体 loose body of the joint は生体組織由来の関節腔内遊離体の総称で、関節ネズミ(英:joint mouse、独:Gelenkmaus)ともいう。遊離体は米粒状で、中心部に石灰沈着、骨化を生じることがある。野球肘、ゴルフ肘、テニス肘が進行した場合には、肘関節ネズミが見られる。この他、関節遊離体の現われる疾患には滑膜骨軟骨腫症、変形性関節症、神経病性関節症(シャルコー関節)、骨軟骨骨折、結核性関節炎などがある。 基礎疾患によるが、遊離体自体の特有症状は嵌頓症状で、激しい関節痛と顕著な運動制限が突然に起こる。骨組織を含む遊離体は単純X線で認められるが、他の場合には陰性もしくは二重関節造影により診断する。
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