関白失脚
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1994年、「関白宣言」のアンサーソングとして「関白失脚」がシングル「ヴァージン・ロード」のカップリング曲として発表された。同年のアルバム『おもひで泥棒』にも収録されている。 結婚して数十年。結婚する時には強気な言葉で「関白宣言」してみたものの、もともとあった「男が弱くなる」流れには結局逆らえなかった。いまや家族には相手にされず、犬のポチしか話す相手がいない…そんな中年男性の悲哀を描き、同時に応援メッセージを送る作品である。 これは、元々1993年のさだのデビュー20周年記念コンサートで、中年男性の悲哀を描いたさだの人気ステージトークネタ『お父さんとポチ』を下敷きに「関白宣言」のイントロをマイナーコード(短調)に変えた替え歌を作り、冒頭部分をシャレで演奏してみたところ、これを聞いたファンから「続きが聴きたい」というリクエストが多く寄せられたため、3番以降はまったく別展開とした楽曲を制作。翌年のコンサートツアー「Act21」初日公演(戸田市文化会館)で初演され、6月29日にNHKホールでライヴ録音された。その後、ダスキンのキャンペーンに使用された。 途中(2番と3番の間)、グリーグのピアノ協奏曲の冒頭・序奏部が引用されている。
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