関東大震災と新興住宅地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 05:48 UTC 版)
「東京市街の変遷」の記事における「関東大震災と新興住宅地」の解説
関東大震災は、東京の既成市街地から郊外へ移転する人を大量に生み出した。 震災の後、東京は第二次世界大戦までに旧江戸市街地の範囲外であった台地の地域に新興住宅地が成立した。代表的な例として現在の渋谷区の松濤・富ヶ谷等が挙げられる。一方で、この時期、震災前に分譲された新町(現在の桜新町、深沢の一部を含む)に続き、田園都市開発として田園調布や成城学園等の信託会社や鉄道事業者などの沿線開発により住宅地が計画的に設計・分譲された。また、阿佐谷、荻窪などをはじめ、郊外鉄道の駅周辺などから、震災を機に住人が移転し増加した結果、人口の集積によって商業も発達していった。
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