関係回復
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 05:30 UTC 版)
「オブジェクティビズムとリバタリアニズム」の記事における「関係回復」の解説
2011年、アイン・ランド協会のエグゼクティブ・ディレクター、ヤロン・ブルックは、リバタリアン系の教育財団である経済教育財団(英語版)に招かれ講演を行った。ブルックは、2012年にはリバタリアンの会議であるFreedomFest 2012で基調講演を行った。また同年7月26日には、リバタリアン系のシンクタンクであるリーズン財団(英語版)が制作するインターネットビデオチャンネルReasonTVに出演した。 アイン・ランド協会の役員であるジョン・アリソン(John Allison)は、ケイトー研究所が2012年9月に主催した会議Cato Club 200 Retreatで講演した。またアリソンは、同研究所の定期刊行誌Cato's Letterに論文「金融危機の真の原因("The Real Causes of the Financial Crisis")」を寄稿し、2011年11年に同研究所が主催した会議Cato's Monetary Conferenceでも講演している。 2012年にはジョン・アリソンがケイトー研究所の代表に就任し、 2015年まで代表を務めた。ケイトー研究所は、アリソンの代表就任を発表する際、アリソンを「尊敬されるリバタリアン」と評した。アリソンはケイトー研究所の所員宛のメッセージで、「リバタリアンとオブジェクティビストの罵り合いは、まったく不合理だと私は信じています。すべてのオブジェクティビストはリバタリアンだが、すべてのリバタリアンがオブジェクティビストであるわけではない、と私は理解するようになりました」と書いた。 こうした変化について、アイン・ランド研究所エグゼクティブ・ディレクターのヤロン・ブルックは、2012年10月15日発行の「アメリカン・コンサーバティブ(英語版)」誌の記事で次のように説明している。 私は、リバタリアンに対する私たちの態度が大きく変わったとは思いません。2つのことが起きたんです。まず私たちの組織が大きく拡大し、以前のように単に教育プログラムを提供するだけでなく、社会や政治に直接働きかける多くの活動を実施するようになり、他の組織とも連携するようになりました。それから、リバタリアニズム運動も変化したと思います。ロスバードの影響がますます小さくなってきました。より良い世界のビジョンがないために狂気に陥っている無政府主義者たちの影響が、ますます小さくなってきました。私たちの規模が拡大し、より多くのことを行うようになり、リバタリアンもより合理的になった結果、以前よりもより多くのことを協同して行うようになったのです。しかし、私たちの研究所に大きなイデオロギー的変化があったとは思いません。
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