開発された背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:40 UTC 版)
「IMI タボールAR21」の記事における「開発された背景」の解説
タボールが設計された背景には、アメリカ軍から格安で購入してイスラエル軍に支給されていたM16A1、CAR-15、そして軍の一部に支給されていたガリルを置き換えることと、輸出用が主体として設計されていたガリルが旧式化したことにある。 このため、イスラエル軍の近代化と現代の兵器マーケットに対応するため、新型アサルトライフルの開発をイスラエル軍はIMI社の小火器部門(当時)に命じた。その後、IMI社のデザイナーであったポーランド出身のザルマン・シェベス(Zalman Shebs)を開発責任者とするチーム「フォームテック」が組織され、1994年より試作品「AAR90」(アドバンス・アサルト・ライフル90)として5世代に渡り研究開発が続けられた。 当時のイスラエル軍が主として提示した"車両からの出入りや市街戦を容易に行うべく全長は短く、だが野戦時でも平坦な中東の戦場に対応するため射程や威力は十分に確保する"と言う条件を満たすライフルはブルパップ方式であるとチームは判断し、彼らが他の各国のアサルトライフルを比較・研究して開発し、1997年に基礎を確立させた結果が、この「タボール」なのである。 完成型は1999年のミリポルで初公開された。
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