鈴鹿遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 07:10 UTC 版)
当社本殿東側で発見された縄文時代後期(今からおよそ4000〜3500年前)の平地式住居址および境内の一部(本殿を含む境内北側約900平方メートル)遺跡包蔵地は昭和57年(1982年)1月25日、「鈴鹿遺跡(住居址及び遺跡包蔵地)」として座間市指定史跡に指定されている。住居址の西側半分は本殿の下にあるため形状や大きさなどの全容については分かっていないが、形状は方形(長方形)であると考えられている。また、この時代の住居址としては竪穴式住居が多い中で平地式住居址はこれまでに発見例が少なく大変貴重なものである。住居址からは柱穴2箇所や中央よりやや北側にて6個の河原石による円形の石囲炉(直径約40センチメートル)、さらに多数の縄文土器片、石斧数点などが発見されている。一方、境内でも土師器や須恵器の細片、直刀片など古代の遺物が発見されていることから、この他に数多くの遺跡を包蔵している可能性も考えられる。なお、この遺跡については調査の後に原形のまま埋め戻され、保存されている。
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