金本位制の一時停止・金解禁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 00:09 UTC 版)
「アメリカの金貨」の記事における「金本位制の一時停止・金解禁」の解説
1914年の第一次世界大戦勃発でヨーロッパの交戦各国は金需要が多額に上り国外に流出したためいち早く金兌換を停止し自国の正貨を本国に擁護して公債および兌換券の増発に基づく経済界・金融界の動揺の防止に努めたが、戦場とならなかったアメリカでは経済は活況を呈していた。だが、各国の金輸出禁止の措置に追随しなければ自国の金の流出の可能性が生じるため、アメリカも大戦に参加した半年後の1917年9月10日に金の輸出を禁止し自国の正貨の擁護に努めた。アメリカの金輸出禁止の情報を受けて同月に日本も金輸出を許可制、事実上の金輸出禁止措置を講じた。 やがて金が流入するようになり1919年7月には金解禁をいち早く成し遂げ金本位制が復活した。
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