金木川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 19:16 UTC 版)
川名 よみ 長さ(km) 流域面積(km2) (管理区間) 2.5 5.0 出典 金木川 かなぎがわ 16.4 58.9 (県)旧十川への合流地点より9.82km ○ ○ ├ 高橋沢 たかはしざわ ○ ├ 母沢 ○ ○ │ ├ 相野股沢 ○ ○ │ │ ├ 矢櫃川 ○ │ │ └ 赤荷沢 ○ │ ├ 大判沢 ○ │ ├ 木違沢 ○ │ └ 常家戸沢 ○ ├ 大倉沢 ○ ├ 湯沢 ○ └ 敷場沢 ○ ○ 金木川(かなぎがわ)は旧十川の支流である。源流は津軽山地の大倉岳(677m)・十二岳(602m)の西斜面にある。ここに発する大倉沢と、袴腰岳(627.8m)からくる敷場沢・湯沢が合流して金木川となる。金木川は大東ヶ丘の丘陵地帯の南縁を西へ流れる。津軽鉄道の金木駅周辺は旧金木町(2005年に五所川原市に合併)の中心市街になっている。金木川は弘前大学の農場を潤すし、蛇行しながら水郷地帯に入るとすぐに南からくる旧十川に合流し、そのまま岩木川に注ぐ。 かつての岩木川は下流部で大きく蛇行しており、金木川はその蛇行部に直接注いでいた。岩木川の河道改修によって岩木川が直線化されると、旧蛇行部は旧十川の下流につけかえられ、金木川はいまのように旧十川に注ぐ形になった。 金木川の上流のひとつ、高橋沢の中流には鹿ノ子滝という滝がある。この付近では1966年(昭和41年)に鹿ノ子鉱山が発見された。津軽地方では古来から「錦石」が地場の銘石として珍重されていたが、鹿ノ子鉱山はその錦石の鉱脈を有していた。鉱山は1978年(昭和53年)に閉鎖されたが、ここに産した「錦石」は貴重な「金木町玉鹿石」として1980年(昭和55年)に青森県の天然記念物に指定された。団塊がカノコ状になっていることから「玉鹿石」と呼ばれているものである。
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