重迫撃砲を装備する野戦特科部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:50 UTC 版)
「砲兵」の記事における「重迫撃砲を装備する野戦特科部隊」の解説
120mm迫撃砲RTは普通科連隊に編成される重迫撃砲中隊等が装備し、普通科隊員が運用する。教育も陸曹教育隊普通科教育中隊、普通科教導連隊等で実施されているが、重迫撃砲を野戦特科隊員が運用する部隊が存在する。 第1空挺団特科大隊は従来105mmりゅう弾砲をヘリ空輸等で運用していたが、その後継であるFH70はヘリ空輸が困難である(仕様上は空輸可能 であるが実用的でない)ため、空輸しやすく口径の大きい重迫撃砲へ装備転換を実施した。3個射撃中隊編成となっている。 水陸機動団特科大隊も輸送性能等を踏まえ、重迫撃砲を装備した中隊を編成している。2個射撃中隊と1個火力誘導中隊で構成される。火力としては2個中隊規模であるが、火力誘導中隊は観測中隊・情報中隊と同様に観測斥候として砲の射撃要求・観測を行うほか、水陸機動連隊に「火力誘導班」として同行し、特科火力や艦砲射撃、近接航空支援(空対地爆撃)の火力誘導を行う。(なお、水陸機動団には普通科相当の水陸機動連隊の各中隊が重迫撃砲小隊を編成している) 即応機動連隊の火力支援中隊は普通科連隊の重迫撃砲中隊等を野戦特科職に職種・特技転換し、更に廃止された特科連隊の一部人員をもって編成されている。
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