都市対抗野球との異同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 09:26 UTC 版)
「社会人野球日本選手権大会」の記事における「都市対抗野球との異同」の解説
都市対抗野球では補強選手制度があるが、日本選手権ではこの制度がない。よって、日本選手権の異名として単独チーム日本一決定戦がある。 都市対抗野球同様、1・3塁側の客席最前列に応援団用の特設ステージが設けられる。ただし、都市対抗野球で行われる応援団コンクールは日本選手権では行われず、都市対抗野球ほどの応援団を結成しないチームも多い。閉会式の入場行進曲は、同じ毎日新聞社主催のためか同年度のセンバツ高校野球のそれと全く同じ曲が用いられる。また、閉会式の優勝旗授与の際の演奏曲も、センバツ同様「栄光」(永野慶作作曲のオリジナル曲)が演奏される(但し、どちらもブラスバンドによる生演奏ではなく録音されたものの再生)。 都市対抗野球では全席が入場可能であるが、日本選手権では基本的に外野席には客を入れず、内野席が埋まったときのみ開放する。内野上段席も同様。 都市対抗野球では選手名鑑を兼ねた大会ガイドブック(毎日新聞社刊)が書店、駅売店で販売されるが、日本選手権の大会パンフレットは会場での販売に限られる。 日本選手権の最終予選出場枠は全国9つの地区連盟ごとに割り当てられているが、都市対抗野球では関東が4つ(北関東・南関東・東京・西関東)に細分化されている。 都市対抗野球では1回戦から準々決勝までの28試合を消化するに当たり、1日3試合(開幕日のみ1試合)のペースで試合を進めることから大会が12日間にわたり行われるが、日本選手権では開幕日から8日目まで3試合を消化し、準々決勝4試合を1日で行う。そのため日本選手権は都市対抗野球に比べ1日短い11日間で行われていた。現在は大会初日は2試合、以後準々決勝1試合まで1日3試合消化して12日間の日程。また球場での全選手参加による開会式は行われていない。 都市対抗野球(及び予選)終了後にチームの休部、解散、統合による移籍または首脳陣の交代や引退する選手もいるため、新体制で臨むことになるチームもある。
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