過酷なジャングル~工事の遅延と人手不足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
「戦場にかける橋」の記事における「過酷なジャングル~工事の遅延と人手不足」の解説
ヤイや荷物運びの現地人の女性らとともに、徒歩での進行を開始したシアーズらであったが、炎天下のジャングルで先が見えないことや、厄介なヒルの存在により、作戦は困難を極めていた。休憩地点でジョイスが可搬型ラジオの調子が悪いと困っていると、苛立ったウォーデンが「捨ててしまえ」と言ってそれを蹴飛ばした。すると、そのラジオから、「ラジオ東京」の音声が流れてきた。 復旧したラジオでイギリス軍本部からの暗号を受信し解読すると、日本軍は下流に新しい橋を建設中であり、5月12日までに完成させた後、13日に初めての列車を通過させる予定らしい。さらに列車と橋の同時爆破命令と「その成功を祈る」主旨の激励が寄せられた。ヤイの話によると12日の夕方には現地に到着できるらしい。希望を見出した3人の士気は自然と高まった。 その頃、橋の工事現場では、捕虜たちが過労により次々と病院へと送り込まれており、深刻な人手不足に悩まされていた。そして、工事も予定より大幅に遅れを見せていた。ニコルソンは仕方なく、患者の中から比較的体調の良い者に軽作業を任せることにした。
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