運命星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 08:59 UTC 版)
運命星は、星数と名付けた生年月日の日の干支を数値(1-60)で表したものを、6つの星に割り当てている。なお星数を簡易的に出すために各年月の数値をまとめた表を運命数表といい、数値を運命数という。生まれた日の干支と運命星は下記の対応となっている。 土星人(1-10:戌亥天中殺)生まれた日の干支が、甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉の人。 土星という名前は土性に属するという意味ではなく、土用期に土性が旺じる戌支が欠けていることが関係している。 おおむね日支に四柱推命でいう印綬、偏印が並ぶ。 金星人(11-20:申酉天中殺)生まれた日の干支が、甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未の人。 金星という名前は金性に属するという意味ではなく、金性・秋支である申酉が欠けていることが関係している。 おおむね日支に官殺(正官、偏官)が並ぶ。 火星人(21-30:午未天中殺)生まれた日の干支が、甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳の人。 火星という名前は火性に属するという意味ではなく、火性・夏支である午未が欠けていることが関係している。 おおむね日支に官殺(正官、偏官)が並ぶが日干は日支に通根しない。 天王星人(31-40:辰巳天中殺)生まれた日の干支が、甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯の人。 天王星という名前は天王星に属するという意味ではなく、算命学にて中央・地に位置することが関係している(中央・天頂に位置する戌亥天中殺(土星人)とは対極)。 おおむね日支に財星(正財、偏財)が並ぶ。 木星人(41-50:寅卯天中殺)生まれた日の干支が、甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑の人。 木星という名前は木性に属するという意味ではなく、木性・春支である寅卯が欠けていることが関係している。 おおむね日支に食傷(食神、傷官)が並ぶ。 水星人(51-60:子丑天中殺)生まれた日の干支が、甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥の人。 水星という名前は水性に属するという意味ではなく、水性・冬支である子丑が欠けていることが関係している。 おおむね日支に比劫(比肩、劫財)が並ぶ。 なお土星人、金星人などという呼称は空亡になる地支(十二支)本気の五行によっているが、天王星人のみは独自の考案である。 また、各運命星にはプラス(+)とマイナス(-)があり、生年が子・寅・辰・午・申・戌のときにプラスとなり、丑・卯・巳・未・酉・亥のときにマイナスとなる。運命星と合わせて土星人(+)、金星人(-)のように表記する。これも十二支の陰陽によっている。 本来空亡は生年に限らず、生月、生時も該当する。生年を特に重視しているが、大運、流年が生年の干支と最初の相互作用をもたらすので生年で「陰陽」「霊合星人」なる区分をしている。その流歳が本人に何をもたらすか考える上で生年は第一の関門である。もちろん生月、生時が空亡にあたる場合でもある程度「霊合星人」の特質を備えているとして考えてよい。
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