遊戯王ライセンス停止問題、経営破綻、そして資産分割へ
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「4キッズエンタテインメント」の記事における「遊戯王ライセンス停止問題、経営破綻、そして資産分割へ」の解説
2011年3月29日 テレビ東京と日本アドシステムズは、4キッズエンタテインメントがファニメーションやマジェスコ・エンターテインメントを含む複数の会社と、テレビアニメ『遊戯王』について不法に同意を結んだとして、訴訟を起こした。テレビ東京はその不法な同意で4キッズがライセンサーであるテレビ東京などに支払うべきだった、およそ480万ドルのライセンス料を不当に隠し、支払いを逃れたためと主張している。2011年3月30日、テレビ東京は4キッズエンタテインメントから『遊戯王』のライセンスを停止した、なお、この中にファニメーションエンタテインメントやマジェスコ・エンターテインメントは含まれなかった。 2011年4月6日、4キッズエンタテインメントは連邦倒産法第11章を申請し、経営破綻した。なお、法廷審問は2011年5月31日に行われることになっている。ただし、4キッズエンタテインメントは多くの現金資産を有しているため、債務超過にはなっておらず、取引相手に対する支払いもきちんと行われている。 4キッズ社はアサツー ディ・ケイに対し、遊戯王シリーズ、特にシリーズ最新作である『遊☆戯☆王ZEXAL』を、2011年6月14日にライセンシング・インターナショナル・エキスポで販売するのを延期してほしいとコメントしている。 また、これとは別に、2011年8月15日の決算発表にて、2012年12月5日まで4キッズはThe Pokémon Company Internationalからも監査請求を受け、契約の見直しを求められていることも明らかにした。 2012年6月28日、4キッズは、遊戯王のライセンス関連の資産をコナミの関連会社である4K Aqationとサバン・ブランドの関連会社Kidsco Media Venturesに売却した。このとき、サバンは地上波の放送局であるThe CWの土曜朝の放送枠5時間分および、4キッズが東映アニメーションやファニメーションとの間で結んでいた『ドラゴンボール』シリーズや『ソニックX』などに関する契約を結んだ。なお、2012年12月13日に経営破綻が終わり、2013年1月より、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』はThe CWのほかにもニックトゥーンで放送されることが決定している。
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