通詞との交流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 03:25 UTC 版)
「ラナルド・マクドナルド」の記事における「通詞との交流」の解説
マクドナルドが長崎に拘留中に英語を教えたとする通詞は以下の14名。彼らは文法はすでに身につけており、マクドナルドは主に発音を指導した。 Nish Youtchero, (西与一郎 ) . Wirriamra Saxtuero, (Uyemura Sakuschichiro). Murayama Yeanoske, (森山栄之助). Nish Kataro, (Nishi Keitaro). Akawa Ki Ejuro, (Ogawa Keijuro). Shoya Tanasabero, (塩谷種三郎). Nakiama Shoma, (中山兵馬). Enomade Dinoske, (猪俣伝之助). Sujake Tatsuetsero, (志筑辰一郎). Hewashe Yasaro, (岩瀬弥四郎). Inderego Horn, (Hori Ichiro) . Shegie Taganotske, (茂鷹之助). Namra Tsenoske, (名村常之助). Motoke Sayemon, (本木昌左衛門). 文章を朗唱させ、そのつどマクドナルドが発音を直し、限られた日本語で意味や構造を説明した。日本人の発音について、母音は問題ないが、発音できない子音がある、子音のあとに母音が混ざる、LとRが正しく発音できないなどを指摘。マクドナルド自身も日本語を学び、日本語の単語に母方の言語であるインディアンの言葉との類似を感じ、自身の語学的才能に気づくが、指導書もなく、文法がわからなかったと書いている。マクドナルドの幽閉先には僧侶や医者などの訪問客も多く、こうした交流を通じ、自然を愛する心、人間性、高尚さ、誠実さ、純粋無垢などを日本人の美徳として挙げ、多くの点でよりキリスト教的だと驚き、キリスト教者は異教を不完全な宗教だとみなしているが本当だろうか、と疑問を呈している。
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