通信の秘密
【英】secrecy of communications
通信の秘密とは、手紙や電気通信をはじめとする個人間の通信において、当事者以外の第三者が通信の内容を知らないことである。または、憲法その他の法律に基づき、秘密が保護・保証されていることである。
通信の秘密は、日本国憲法第21条、電気通信事業法第4条、郵便法第8条などにおいて、「通信の秘密は、侵してはならない」または「通信の秘密は、これを侵してはならない」と規定されている。ちなみに、日本国憲法第21条は「検閲の禁止」や「表現の自由」などを保証している条文である。
通信の秘密は、犯罪捜査・犯罪阻止を目的とした通信傍受や、電気通信事業者によるメールフィルタリングソフトの提供などにおいて議論に上っている。犯罪捜査のための通信傍受については、1999年に「通信傍受法」として別途規定が成立している。
参照リンク
日本国憲法 - (e-Gov)
電気通信事業法 - (e-Gov)
郵便法 - (e-Gov)
関係法令: | 電気通信役務利用放送法 電子計算機使用詐欺罪 電子母子健康手帳 特定電子メール法 特定電子メール 通信の秘密 有償著作物 |
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