近郊都市間特急へ転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:41 UTC 版)
「名鉄8800系電車」の記事における「近郊都市間特急へ転用」の解説
3両編成化されたパノラマDX 改装された中間車の車内 しかし、その後観光特急の利用者数減少に伴い、1992年11月24日のダイヤ改正ではパノラマDXの運用が変更されることになった。 用途変更にあたって、団体用車両として運用されることになった8807編成を除いた3編成について、中間車の内装が通常の2人がけ回転リクライニングシートに変更されたほか、展望席の定員は1次車に合わせて前後4列に統一された。また、2次車の4人個室も6人区分室に変更された。用途変更後のパノラマDXは西尾線と津島線に直通する近郊都市間特急に運用され、この時にパノラマDXの座席指定料金は他の列車と同様の金額に変更された。 その後、特急は最高速度を120 km/hにすることとなり、最高速度が110 km/hのパノラマDXは淘汰の対象となった。このため、2005年1月29日のダイヤ改正で全車両が運用を外れ、3月までに全車両が廃車となった。 廃車後、モ8803の前頭部分のみが舞木検査場に保存展示されている。また、解体されたモ8802のヘッドマークやリクライニングシートなどの廃車発生品は名鉄資料館に保存された。2020年12月の同館閉館後は名鉄グランドホテルの客室に移設され、名鉄電車ルーム8802と名付けられている。
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