近郊旅客輸送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 17:08 UTC 版)
「ニュージーランドの鉄道」の記事における「近郊旅客輸送」の解説
ウェリントンとオークランドには近郊鉄道輸送がある。クライストチャーチとダニーデンにもかつては存在していたが、政府による支援が不足していたため廃止された。 ウェリントンは1930年代にクライストチャーチに続いて2番目に電気鉄道による旅客輸送を開始した。トール社はトランツ・メトロを子会社として所有しており、この会社がウェリントン地区の近郊旅客輸送を行っている。5つの路線があり、アッパー・ハット(Upper Hutt)からマスタートン(Masterton)までのワイララパ・コネクション以外は全て電化されている。トランツ・メトロは電車を使用し、また非電化区間ではディーゼル機関車牽引の列車を使っている。 トランツ・メトロは長らくニュージーランド最大の都市であるオークランドでも近郊旅客輸送を営業していた。全ての列車はディーゼル運転で、気動車またはディーゼル機関車の牽引するプッシュプル方式で運転されていた。2004年半ば、コネックス社(Connex)(現在のベオリア・ニュージーランド)が運営権を獲得し、トランツ・メトロはこのときには応札しなかった。 近年、オークランドの近郊鉄道は劇的な変化を遂げた。廃止された路線の再開、既存路線のヘレンズビル(Helensville)への延長)とブリトマート駅の建設、路線の電化、新線の建設などが行われた。運営はフランスのトランスデヴ社が担当している。駅や線路、車両の所有はオークランド地域輸送公社(ARTA: Auckland Regional Transport Authority)である。
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