近縁種との識別ポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:42 UTC 版)
「キノクニシオギク」の記事における「近縁種との識別ポイント」の解説
形態が似る同属のシオギクとイソギクとの識別ポイントを下表に示す。キク属は、染色体の数を大きく変化させながら進化したことが知られていて、染色体数が8倍体(2n=72)のシオギクが太平洋岸を西から東に向かって染色体の数を増やしながら、染色体数が10倍体(2n=90)のイソギクに進化したものと見られている。本種は染色体数は8倍体(2n=72)と10倍体(2n=90)があり、8倍体の個体の外部形態はシギクに、10倍体の個体はイソギクにそれぞれかなり似ている。本種は8倍体のシオギクと10倍体のイソギクとの間の移入交雑によってできたものと推定されている。 和名学名画像識別のポイントシオギクC. shiwogiku 頭花直径:8-10 mm分布域:徳島県、高知県染色体数:8倍体(2n=72) キノクニシオギクC. kinokuniense 頭花直径:8 mm前後分布域:三重県、和歌山県染色体数:8倍体(2n=72)、10倍体(2n=90) イソギクC. pacificum 頭花直径:約5 mm分布域:千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、(京都府、島根県、山口県)染色体数:10倍体(2n=90)
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近縁種との識別ポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:35 UTC 版)
そっくりの姿で、花がやや大きいシオギク (D. shiwogiku (Kitam.) Kitam.) は四国の徳島県から高知県の海岸に産する。キノクニシオギク(キイシオギク、Chrysanthemum kinokuniense (Shimot. et Kitam.) H.Ohashi et Yonek.)は、両者の中くらいの大きさで紀伊半島南側の海岸線に分布する。 詳細は「キノクニシオギク#近縁種との識別ポイント」を参照 キノクニシオギク
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