近縁種と亜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 22:44 UTC 版)
同属のツブラジイ(コジイ、C. cuspidata)に比べてスダジイの方が細長い堅果(ドングリ)をつけること、樹皮に縦割れを生じることなどいくつかの点で区別されるが、判断の難しい場合もある。スダジイの方が北まで分布し、コジイは関東以南に分布するので、関東以北では単に「シイ」と呼ぶ場合は本種を指す場合が多い。より南部では海岸部にスダジイが、内陸部にコジイが分布する。 また同じく「シイ」とよばれるブナ科マテバシイ属のマテバシイに比べて、スダジイのほうが葉が細く先端が尖り、丸みのある樹形となり、雄花が立ち上がるマテバシイに対して、スダジイの雄花は穂が垂れ下がる。 奄美大島以南のに分布する集団を亜種オキナワジイ (ssp. lutchuensis) として区別する場合がある。基亜種スダジイとの差異は、スダジイが堅果(どんぐり)の殻斗(から)の先端が離れているのに対し、オキナワジイが殻斗の先端は完全に合着する点である。
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