軍事都市ヴィンドボナとは? わかりやすく解説

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軍事都市ヴィンドボナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:39 UTC 版)

ウィーンの歴史」の記事における「軍事都市ヴィンドボナ」の解説

ヴィンドボナ」も参照 ドナウ川に近いケルト人集落ヴィンドボナ当初はヴィンドミナとも)がウィーン起源とされる。この集落紀元100年頃にローマ帝国征服し新たな城塞宿営地設けられた。2世紀後半マルコマンニ族との戦闘荒廃したが、まもなくマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝のもとで再建されとされるドナウ川沿いに戦略有利な駐屯地求めた哲人皇帝は、171年ヴィンドボナ入城し属州平定奔走しつつも頻繁にこの地に滞在した。彼はヴィンドボナ著書自省録』の多く執筆し180年にこの地で没したローマ帝国北辺近く位置するヴィンドボナは、その50キロメートル東に所在する大規模駐屯地カルヌントゥム後方支援するための城塞都市であり、防衛上重要な役割果たしていたが、帝国の分裂弱体化とともに衰え5世紀フン族ゲルマン人などの侵入によって破壊された。ただし、都市一部残存しており、後年ウィーン市のホーアー・マルクトの地下からローマ帝国司令官館跡発見され発掘調査なされている。現在は、そのままのかたちで維持され構築物一部が、古代ローマ博物館として保存され一般公開なされている。中世再興するウィーン都市構造は、この古代都市構造依存するものと考えられる

※この「軍事都市ヴィンドボナ」の解説は、「ウィーンの歴史」の解説の一部です。
「軍事都市ヴィンドボナ」を含む「ウィーンの歴史」の記事については、「ウィーンの歴史」の概要を参照ください。

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