軌道構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:56 UTC 版)
本路線では国鉄(当時・日本国有鉄道)を除き、地下鉄・私鉄で初めて60 kgレールを採用した(本線部)。60 kgレールを採用することで、レールの強度が1.5倍、耐用年数は4 - 6年長くなる。軌道構造は地下区間では従来から直結軌道を採用したきたが、振動・騒音が大きいことから、本路線では新たに「防振マクラギ構造」を採用した(民有地近辺)。初期はレールと枕木の間にゴムパッドを、枕木は防振ゴムで覆うものであったが、新富町開業以降、枕木部はレール支持部下に防振ゴム、防振パッド、防振クッションから構成される防振装置を敷き、レール間下を中空とした新しい構造を採用した。バラスト軌道区間においても、軌道下に防振マットまたは防振シートを敷き、いずれも振動・騒音低減に大きな効果を発揮した。
※この「軌道構造」の解説は、「東京メトロ有楽町線」の解説の一部です。
「軌道構造」を含む「東京メトロ有楽町線」の記事については、「東京メトロ有楽町線」の概要を参照ください。
- 軌道構造のページへのリンク