車載式改札機を利用した信用乗車制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 14:35 UTC 版)
「信用乗車方式」の記事における「車載式改札機を利用した信用乗車制度」の解説
前述したように現在の日本では高額の罰金による不正乗車への抑止力を期待できないとの見方が強い。また海外と違い乗り越し精算が認められ、バスや路面電車では降車時の精算が一般的であるため、検札時に目的地までの乗車券を提示できない場合でも即、不正乗車とは見なせない部分がある。そのため、欧米における信用乗車制度を日本にそのまま導入するのは容易ではないとする意見もある。 こうしたことから日本独自の信用乗車制度として車両に自動改札を設置し、改札装置で処理可能な乗車券を有している乗客は改札機が設置された乗降口から、そうでない利用者は運転士近くの乗降口を利用する方法が考えられる。鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)では、無札通過を検知する機能と心理的抑制として遮断機を設けた車載型自動改札機を試作し、鉄道総研所有の車両(LH02形電車)や広電の車両に登載して試験を実施している。
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