距離の梯子とは? わかりやすく解説

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きょり‐の‐はしご【距離の×梯子】

読み方:きょりのはしご

宇宙の距離梯子


距離の梯子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 18:54 UTC 版)

天文単位」の記事における「距離の梯子」の解説

天文単位太陽系だけでなく、より遠く恒星までの距離を定め長さの基準のひとつともなった。距離を測るための最も単純明快方法は、異なる2地点から対象観測しその方向の差(視差)と2点間の距離とから、三角形幾何学用いて対象までの距離を決めるという三角測量方法である。天文学では比較的近い距離にある恒星までの距離を測る方法としてこの方法を用いる。同じ恒星地球から1年間続けて観測すると、地球位置が変わるため、より遠方にある背景天体に対して対象恒星位置動いて見える(年周視差)。この恒星見かけ動き最大角度地球軌道大きさ恒星までの距離で決まり地球軌道大きさにほぼ対応する天文単位用いて星までの距離を測ることができる。この関係を用いて恒星までの距離の単位として用いられるパーセク定義されている。 しかし、年周視差から距離を求めることができるのは近距離天体限られるため、より遠い距離を測るには様々な別の方法を使うことになる。その際それぞれの手法使える距離範囲はやはり限定されているため、年周視差で測れない距離は A という別の方法で、A で測れない距離は B の方法で、B で測れない距離は C の方法で、というように、別々の方法用いていた。こうした方法測定技術向上するとともに梯子(はしご)の段のようにそれぞれの手法を「つないで遠方の距離を決めていくことができるようになった。この梯子一段目に当たるのが地球軌道大きさである。(詳細は「宇宙の距離梯子」を参照

※この「距離の梯子」の解説は、「天文単位」の解説の一部です。
「距離の梯子」を含む「天文単位」の記事については、「天文単位」の概要を参照ください。

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