起源と流行とは? わかりやすく解説

起源と流行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 16:18 UTC 版)

クロンチョン」の記事における「起源と流行」の解説

クロンチョン起源は、16世紀インドネシア主だった島々ポルトガル支配されていたころにまでさかのぼるといわれている。世界ポピュラー音楽に詳しい中村とうようによると、インドネシア島々来航したポルトガル船に搭乗していた船員たち(ポルトガル人アフリカ人アラビア人ら)の音楽伝えられ、そこに当時インドネシア固有の伝統音楽要素取り入れられて、混交音楽としてのクロンチョン生み出されたという。 また、インドネシア研究者である土屋健治によると、クロンチョンは、インドネシアオランダの植民地オランダ領東インドとなっていた19世紀末バタヴィア現在の首都ジャカルタ)で流行し20世紀になると大衆演劇にも取り入れられ、その巡業ネットワークにのって各地へと広がった。そして1920年代後半ラジオ放送さかんになると、その電波にのってクロンチョンはさらに全国へと広がっていった。 クロンチョン作者としては、のちにインドネシアの国歌となる「インドネシア・ラヤ」作曲したワゲ・ルドルフ・スプラットマンWage Rudolf Supratman1903年-1937年)、愛国歌「ハロ・ハロ・バンドゥン」などを作曲したイスマイル・マルズキIsmail Marzuki1914年-1958年)、そして日本でも有名となったブンガワン・ソロ」を作曲したグサン・マルトハルトノ後述)らがいる。

※この「起源と流行」の解説は、「クロンチョン」の解説の一部です。
「起源と流行」を含む「クロンチョン」の記事については、「クロンチョン」の概要を参照ください。

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