赤名黒姫丸【アカナクロヒメマル】(食用作物)
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登録番号 | 第6085号 |
登録年月日 | 1998年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | 赤名黒姫丸 よみ:アカナクロヒメマル |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 島根県 | |
品種登録者の住所 | 島根県松江市殿町1番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田政昭 月森弘 金森健一 重栖睦弘 広沢敬之 古山武夫 安部浩 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「丹波黒」の変異個体であり,育成地(島根県飯石郡赤来町)における成熟期は晩,粒が極大で,粒形が楕円体の品種である。 伸育型は有限,分枝数は多である。胚軸の色は紫,主茎長はやや長,節数は多,小葉の形は円葉,数は3枚葉,花色は紫である。熟莢の色は褐である。毛茸の多少は多,色は褐である。種皮の色は黒,粒の子葉色は黄,粒形は楕円体,光沢は弱,臍の色は褐,粒の大小は極大である。開花期は極晩,成熟期は晩,生態型は秋大豆型である。子実収量は中である。 「丹波黒」と比較して,粒形が楕円体であること,成熟期が早いこと等で,「赤来町在来」と比較して,粒形が楕円体であること,開花期及び成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に島根県農業試験場(島根県飯石郡赤来町)において,「丹波黒」の栽培試験ほ場で変異個体を発見し,以後,増殖を行いながら選抜,育成された固定品種であり,63年から「赤名系1号」の系統名を付して生産力予備試験,平成3年から生産力検定試験を行い,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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