質量範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/24 10:34 UTC 版)
「二重収束型質量分析計」の記事における「質量範囲」の解説
磁場掃引法では広い範囲の質量電荷比の測定に適してはいるものの、磁場強度の直線性が低いので、高い質量精度を求める場合には、多くの内部標準荷電粒子が必要なる。反面、電圧掃引法では質量電荷比範囲は限られるものの、電圧の直線性が高く高い質量精度を得られる。
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質量範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/17 02:43 UTC 版)
測定されるイオンの質量mは電極に与える交流電圧の大きさ V {\displaystyle V} とその周波数 ω {\displaystyle \omega } および電極間の距離 r 0 {\displaystyle r_{0}} で決まり、次の式で与えられる。 m z = 13.9 V r 0 ω 2 {\displaystyle {\frac {m}{z}}=13.9{\frac {V}{r_{0}\omega ^{2}}}} この式から、質量の大きいイオンを分析するには V {\displaystyle V} を大きくし、 r 0 {\displaystyle r_{0}} と ω {\displaystyle \omega } を小さくすればよい。しかし実際には r 0 {\displaystyle r_{0}} は数mm以下にはできず、周波数 ω {\displaystyle \omega } を小さくするとイオンが十分に振動できなくなる。そのため、測定可能な質量範囲は交流電圧 V {\displaystyle V} で決まり、現在の装置では上限が3000程度である。
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