磁場強度とは? わかりやすく解説

磁場強度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 19:36 UTC 版)

ヘルムホルツコイル」の記事における「磁場強度」の解説

簡単な計算中心位置の磁場を得ることができる。半径をR、コイル巻き数をn、コイルに流す電流をIとすると、中心点における磁束密度Bは以下の式で与えられる。 B = ( 4 5 ) 3 / 2 μ 0 n I R {\displaystyle B={\left({\frac {4}{5}}\right)}^{3/2}{\frac {\mu _{0}nI}{R}}} ここで、 μ 0 {\displaystyle \mu _{0}} は真空の透磁率である( 4 π × 10 − 7  T ⋅ m/A {\displaystyle 4\pi \times 10^{-7}{\text{ T}}\cdot {\text{m/A}}} )。 ひと巻きコイル中心軸上に作る磁場は、ビオ・サバールの法則より B = μ 0 I R 2 2 ( R 2 + x 2 ) 3 / 2 {\displaystyle B={\frac {\mu _{0}IR^{2}}{2(R^{2}+x^{2})^{3/2}}}} ここで、: μ 0 {\displaystyle \mu _{0}\;} = 真空の透磁率 = 4 π × 10 − 7  T ⋅ m/A = 1.257 × 10 − 6  T ⋅ m/A {\displaystyle 4\pi \times 10^{-7}{\text{ T}}\cdot {\text{m/A}}=1.257\times 10^{-6}{\text{ T}}\cdot {\text{m/A}}} I {\displaystyle I\;} = コイル電流アンペア単位) R {\displaystyle R\;} = コイル半径メートル) x {\displaystyle x\;} = コイル中心軸上の間隔(メートル) しかし、実際コイル複数巻かれているので、磁場作るために流れる全電流n I {\displaystyle nI\;} = total current となる。ここで、 n {\displaystyle n\;} = 片側のコイルワイヤ巻き数 を上述の式へ導入すると B = μ 0 n I R 2 2 ( R 2 + x 2 ) 3 / 2 {\displaystyle B={\frac {\mu _{0}nIR^{2}}{2(R^{2}+x^{2})^{3/2}}}} ヘルムホルツコイルでは、中心から各コイルまでの距離がR/2であるのでこれを代入して、 B = μ 0 n I R 2 2 ( R 2 + ( R / 2 ) 2 ) 3 / 2 {\displaystyle B={\frac {\mu _{0}nIR^{2}}{2(R^{2}+(R/2)^{2})^{3/2}}}} コイル二つあるため上式をさらに2倍して B = 2 μ 0 n I R 2 2 ( R 2 + ( R / 2 ) 2 ) 3 / 2 {\displaystyle B={\frac {2\mu _{0}nIR^{2}}{2(R^{2}+(R/2)^{2})^{3/2}}}} B = ( 4 5 ) 3 / 2 μ 0 n I R {\displaystyle B={\left({\frac {4}{5}}\right)}^{3/2}{\frac {\mu _{0}nI}{R}}} を得る。

※この「磁場強度」の解説は、「ヘルムホルツコイル」の解説の一部です。
「磁場強度」を含む「ヘルムホルツコイル」の記事については、「ヘルムホルツコイル」の概要を参照ください。

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