貨物列車用施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 08:42 UTC 版)
貨物列車が用いる施設は一部例外があるものの、おおむね稲沢線の上下線に囲まれた場所にある。貨物用の施設が広い構内の多くを占める。 貨物列車が到着・発車に使用する着発線・出発線は、旅客駅と南の清洲駅のほぼ中間に位置する。着発線・出発線群の北側から旅客ホームにかけては留置線が広がり、車両基地の愛知機関区の施設も留置線群の一角にある。JR貨物の事務室は構内東側でJR東海の駅舎とは独立しており、駅長も配置されている。また、旅客駅西側にはJR貨物の東海支社が建つ。 乗務員の乗り継ぎや、一部の列車では機関車の交換・列車の方向転換があるため、当駅にはほぼすべての貨物列車が停車する。乗務員の交代は基本的に貨物の着発線で行われるが、夜間を中心に旅客線経由の列車もあり旅客ホームで交代する場合がある。 当駅に接続する専用線は、1983年時点では昭和石油と住友セメント(後の住友大阪セメント)のものがあった。住友大阪セメントの専用線は機関区の近くから同社稲沢サービスステーションへと続いており、本巣駅や近江長岡駅よりセメント輸送列車が到着していたが、2002年9月をもって廃止された。
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