豊富なコンポーネントと自由な拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:23 UTC 版)
「foobar2000」の記事における「豊富なコンポーネントと自由な拡張」の解説
foobar2000はコンポーネント (components) と呼ばれるモジュールを本体に追加していくプラグイン形式のメディアプレイヤーである。機能の多くはコンポーネントで分担されており、ユーザーは必要なコンポーネントを取捨選択することで、foobar2000をシンプルにも高機能にもできる。 公式のインストーラの中には、そのまま便利にfoobar2000を使用することのできるコンポーネントが含まれているが、サードパーティーが開発し、公開しているコンポーネントにより、さらなるfoobar2000の拡張が可能である。コンポーネントは再生形式を追加するものから、foobar2000のインターフェイス部を全て入れ替えることができるものまで様々である。 コンポーネントに必要なSDKは公式サイトからダウンロード可能であり、SDKはBSDライセンスによって配布されている。 foobar2000のコンポーネントは主に以下のように分類される。 Input ファイルのデコーダ部のコンポーネントである。公式インストーラにはStandard Input Arrayが含まれており、foobar2000が公式にサポートするファイル形式のデコードを担っている。公式サイトでは公式インストーラとは別に、Monkey's Audioをデコードするコンポーネントを配布している。サードパーティーのコンポーネントでは、ドルビーデジタル、TTA、TAKなどサポートするものから、コンシューマゲーム機で使用されているコーデックまで豊富である。 Output オーディオデバイスにデコードしたファイルを渡し、出力するコンポーネントである。foobar2000本体はDirectSoundのみをサポートしているが、公式サイトからダウンロードできるコンポーネントにより、Kernel Streaming、ASIO、WASAPIが使用できるようになる。 General foobar2000の動作を拡張するコンポーネントである。種類は多岐に渡り、タグを管理するもの、ユーザーインターフェイスに関係するものから、ファイルを操作、プレイリストを管理するもの、データ圧縮されたファイルをサポートするものから、オーディオCDを作成するものまで様々である。外部ソフトウェアとの連携を補助するものもある。 DSP 再生する際に、データを様々に処理するコンポーネントである。イコライザーやリサンプラーなどが含まれる。公式インストーラにはStandard DSP Arrayが含まれており、これにはイコライザー、リサンプラー、リミッターやステレオ・モノラルなどの指定したチャンネル数へのコンバータが含まれている。サードパーティーのコンポーネントでは、より高機能なリサンプラーやVSTプラグイン(エフェクト)を使用できるものもある。 User Interface foobar2000のインターフェイス部のコンポーネント。公式インストーラにはDefault User Interfaceが含まれているが、Columns UIと呼ばれるコンポーネントも人気である。それぞれをさらに拡張するコンポーネントもUser Interfaceのコンポーネントの種類として含まれる。 Visualization foobar2000に視覚的なインターフェイスを提供するコンポーネント。User Interfaceのコンポーネントに含まれるものも多い。スペクトラムアナライザなどUser Interfaceのコンポーネントがデフォルトで提供しているものもあるが、サードパーティーのコンポーネントではWinampのプラグインを使用できるものもある。
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