豊国銀行とは? わかりやすく解説

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豊国銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 04:39 UTC 版)

株式会社豊国銀行
The Toyokuni Bank, Ltd.
1910年の外観。
種類 株式会社
本社所在地 日本
東京市
設立 1907年明治40年)5月2日
業種 銀行業
事業内容 普通銀行業務
関係する人物 生田定之(頭取)
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株式会社豊国銀行(とよくにぎんこう、1907年 - 1928年、英語: The Toyokuni Bank, Ltd.)は、かつて存在した日本都市銀行である。

概要

1907年(明治40年)、5月2日、資本金1千万円で、実業家の坂田実らが設立。

1908年(明治41年)、1月に浅草銀行、2月に浜松信用銀行、4月に三田銀行を合併した[1]。また武総銀行、本郷総業銀行も合併。

1916年(大正5年)、12月21日、興銀、帝国商業銀行および第百三十銀行と共同で、東京・大阪の株式仲買人シンジケートに対し、日銀資金による救済融資を決定し、12日23日に実施した。融資額は、東京が574万円・大阪が640万円[2]。同年は渋沢栄一が引退を表明。

1928年(昭和3年)、2月に昭和銀行に吸収合併され消滅。

役員

『日本全国諸会社役員録 明治42年』

  • 頭取・浜口吉右衛門[3]
  • 専務取締役・坂田実[3]
  • 取締役・近藤利兵衛、岡本貞烋、今井喜八、伊東要蔵、渡辺三左衛門、青地玄三郎、小池長次郎、伊藤幸太郎[3](千住吾妻汽船、衆議院議員)[4]
  • 監査役・門野幾之進、石崎政蔵、関戸金三郎、吉田吉右衛門、浜口吉兵衛[3]

『日本全国諸会社役員録 第20回』

『日本全国諸会社役員録 第27回』

その他

脚注

注釈
出典
  1. ^ 銀行変遷史データベース
  2. ^ 東京証券取引所『東京証券取引所50年史』、2002年。
  3. ^ a b c d 『日本全国諸会社役員録 明治42年』東京府 上編14 - 15頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年2月11日閲覧。
  4. ^ 信用名鑑発行所『信用名鑑』。1911年。
  5. ^ a b c 『日本全国諸会社役員録 第20回』東京府 上編17頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年2月5日閲覧。
  6. ^ 中央総論社『財界一百人』。1912年。
  7. ^ a b 『日本全国諸会社役員録 第27回』東京府 上編10頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年2月5日閲覧。
  8. ^ 『実業の日本』(17巻14号)、「豐國銀行總支配人 遠山市郞兵衞」。1914年。

参考文献

  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 明治42年』商業興信所、1909年。
  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第20回』商業興信所、1912年。
  • 「一流銀行を圧する豊国銀行の特長」。遠間平一郎『事業及人物』。中央評論社、1915年。
  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第27回』商業興信所、1919年。

関連項目




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