調教師・騎手免許試験要領の改訂
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「2013年の日本競馬」の記事における「調教師・騎手免許試験要領の改訂」の解説
JRAは8月7日に、2014年度の調教師・騎手免許試験要領を公示。今回より「外国の騎手免許を受けている者」に対する受験規定が明文化され、1次試験の「学力に関する筆記試験」を英語で受験可能にするなどの改訂が加えられた。これにより、従来は最大3ヶ月有効の短期免許で騎乗を余儀なくされていた外国人騎手に対し、通年騎手免許を取得するための道筋が明確化した。公示を受け、かねてより受験の意向を表明していたミルコ・デムーロ( イタリア)が10月2日に1次試験を受験したが、不合格となった。2015年度はミルコ・デムーロとクリストフ・ルメール( フランス)が騎手免許試験に挑み、2名とも合格した。 「2015年の日本競馬#外国人騎手が通年免許取得、そして史上初の年間100勝達成」も参照 このほか、過去にJRAの騎手免許を取得していた厩務員や調教助手に対する試験要領も明文化され、1次試験での騎乗技術試験(基本馬術)を免除し「学力に関する筆記試験」のみとするほか、体重制限も緩和された。これにより、厩務員や調教助手に転身した元騎手が現役復帰するための道筋も広がった。この規定を利用した受験者として、元騎手の柴田未崎が騎手免許試験に合格した。 「2014年の日本競馬#元騎手が現役復帰」も参照 また調教師試験要領も改訂され、外国の調教師免許を持つ日本人調教師がJRAで開業できるようにするための道筋も整備された。「実績優秀」と免許試験委員会が認めた者は「(1次試験)学力に関する筆記試験」と「(2次試験)学力に関する口頭試験」がともに日本語で行われ、いずれも基準点を上回れば合格となる。
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